Redmineのシステム管理者でできることを解説

Redmine

今回はRedmineでシステム管理者ができることを見ていきましょう。システム管理者が操作できる項目は多岐に渡りますが、すべてを使う必要はありません。環境や状況に応じて必要なものを選びましょう。

Redmineのシステム管理者の役割とは

Redmineのシステム管理者は、プロジェクト全体の運用をサポートし、適切な環境を維持する重要な役割を担います。この機能には、ユーザー管理、プロジェクト設定、プラグイン導入など、システム全体の設定を制御する権限が含まれます。システム管理者は、組織内の要件に応じてユーザーやグループの権限を設定し、適切なアクセス制御を行うことで、情報の保護と効率的な運用を支えます。また、新しいプロジェクトやワークフローの設定を行い、各チームがスムーズに業務を進められるように調整します。

ユーザーとプロジェクトの管理

システム管理者は、Redmineにおけるユーザーアカウントの作成、編集、削除を行うだけでなく、各ユーザーに対する役割や権限を細かく設定できます。これにより、特定のプロジェクトや機能へのアクセスを制限し、組織のセキュリティ要件を満たすことが可能です。また、複数のプロジェクトを横断して使用する場合でも、プロジェクトごとの設定や進捗状況を一元管理できます。さらに、プロジェクトテンプレートを利用することで、標準化されたプロジェクト構造を効率的に作成し、運用を簡素化できます。

システム設定とカスタマイズ

Redmineのシステム管理者は、システム全体の動作設定を管理する役割も担います。メール通知やタイムゾーンの設定、チケットのワークフローのカスタマイズなど、組織のニーズに応じた調整を行います。また、必要に応じてプラグインをインストールし、Redmineの機能を拡張することも可能です。さらに、テーマの変更やカスタムフィールドの追加を行い、ユーザーにとって使いやすいインターフェースを提供することが求められます。このように、システム管理者の柔軟な対応が、Redmineの効果的な活用を支えています。

Redmine上でのシステム設定について

Redmineのロールには「管理者」という分類がありますが、必ずしもシステム管理者を意味するものではなく、あくまでRedmineの操作上の分類になります。

まず、システム管理者はRedmine使用に当たっていくつかの設定を済ませておく必要があります。特に大事なのはadminユーザーのパスワード変更です。Redmineはデフォルトのままだと誰でも管理ユーザーとしてログインできてしまいます。

他にもデフォルトデータのダウンロード、日本語設定、RedmineのURL設定を行います。

次にユーザーの登録・設定、グループ管理です(ここからは「管理」メニューに入って作業を行います)。どのユーザーをプロジェクトに参加させるのかはマネージャが決めますが、ユーザーそのものはシステム管理者が管理する必要があります。ユーザー登録ではロールと権限をユーザーに付与します。マネージャの項でも出てきましたが、デフォルトのロールには「管理者」「開発者」「報告者」の3つがあります。

  • 管理者…プロジェクトのすべての操作が行える
  • 開発者…メンバー追加やチケットの書き換えなどができない
  • 報告者…チケットの登録など、限られた操作しか行えない

大規模なプロジェクトではそれぞれの役割に合ったロールの設定が必要ですし、小規模でチーム全体が有機的に動く場合は全員が管理者の方が効率が良いかもしれません。

Redmineにはバージョン、カテゴリの他にトラッカーという、チケットを大ざっぱに分類するための機能があります。初期状態のトラッカーは「バグ」「機能」「サポート」の3種類ですが、システム管理者はこれを作成・編集・削除できます。

チケットの状態を管理する機能をステータスと呼び、ステータスをどのように遷移させるか定義する機能をワークフローと呼びます。ワークフローはロールとトラッカーを軸に編集することができます(ワークフロー内の「ステータスの遷移」タブ)。また、「フィールドに対する権限」タブでは、各ステータスの状態にある時にそれぞれの項目に対して読み取り専用にするのか必須にするのか設定できます。例えばステータスが進捗中に変更された時点で必須入力にする、といった運用が可能です。

「カスタムフィールド」を開くと、独自の入力項目や選択肢を設定することができます。Redmineをより使いやすくカスタマイズできるのもシステム管理者の醍醐味でしょう。

もちろん、Redmine全体の設定を行うのもシステム管理者の仕事です。管理画面の「設定」から「全般」「表示」「認証」「プロジェクト」「チケットトラッキング」「メール通知」「受信メール」「リポジトリ」のタブを通して設定を行います。

他にも管理メニューから「LDAP認証」「プラグイン」「情報」に入れば、それぞれの管理を行うことができます。
このようにシステム管理者はRedmine全体を管理することが可能となっています。

Redmineと弊社の取り組み

我々は、Redmineリリース初期の2008年からRedmineを活用した製品開発(SHERPAシリーズ)を長年開発しています。

また、お客様から個別に依頼されるプラグイン開発の受託も行っています。

SHERPA SUITE導入のメリット

SHERPA SUITEはインシデント管理・ジョブ管理・アラート制御などを一括で行えるソフトウェアです。

SHERPA SUITEは、統合されたインターフェースにより、予備知識のないオペレーターでもすぐに扱えるようになります。

また、SHERPA SUITEのソフトウェアはSHERPA-SMだけではありません。

他にも運用管理に必要なツールが用意されています。

必要に応じて、SHERPA-IR、SHERPA-JBも連携させることができます。

さらに、各種オプションやプラグインも豊富に用意されています。

RedmineでのSHERPA SUITE活用

Redmineに関して言えば、SHERPA-SM用に以下のようなプラグインがあります。

プラグイン名機能
Issue Aggregation Plugin複数Redmineよりチケット一覧を取得し集約表示
Command Runner Pluginチケット作成・更新を契機にコマンドを実行
Restore Escaped Characters Pluginエスケープされた文字を復元する
Redmine Auto Priority Plugin作業の経過時間に応じチケット優先度を変更する
Redmine CSV Export With Journals Pluginチケット一覧に履歴を含めCSV出力する
Redmine Periodic Issue Plugin定期作業などのチケットを自動生成

これらのツールを、すべて統一されたインターフェースで扱えます。

いわば、Redmineを包括的に拡張してシステム運用業務を可能にし、より効率的に処理していくことができるのがSHERPA SUITEだと言えるでしょう。

SHERPA SUITEについてはこちら

SHERPA SUITE
監修 SHERPA SUITE運営事務局 オープンソース(OSS)を活用した運用管理ソリューションであるSHERPA SUITE(シェルパスイート)の運営事務局です。SHERPA SUITEは、SHERPA-IR(イベント制御)・SHERPA-SM(インシデント管理)・SHERPA-JB(ジョブ)ソリューション群の総称となり、システム運用におけるコスト削減及びサービス品質を向上します。SHERPA SUITEについてはこちら。
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