システム障害における電話通知の自動化ソリューションとは(1/2)

運用管理

システム障害における電話通知の自動化ソリューションとは

システム障害は24時間365日、いつ起こるかわからないものです。

監視対象に障害が発生した場合、そのことをシステム運用現場の担当を含む関係者が知る方法はいくつかあります。
監視作業の時間帯であれば、管理画面の目視や警告灯の点滅などで知ることができますが、時間帯外の場合、一般的にはいつでも送受信できるメールに依存することになります。

しかし、メールによる通知でも、夜中に突然通知が来た場合、確実にその障害に気づくことができるでしょうか。翌朝、大量の通知メールを見て、慌てて対応するなどを防ぐため、24×7の電話通報を取れる体制を社内に構築する場合、運用設計の見直しや体制作りが大変だったり、夜中の障害に関して担当者に電話連絡を外部企業に委託すると費用が非常に掛かるという、大きな課題を抱えている企業が多くみられます。

また、メールサーバーがダウンした場合などはメールの送受信がストップし、来るべき通知メールが来ないということもあるでしょう。つまり、システム障害には「放置される」という危険性が常につきまとっているのです。

電話連絡の自動化が可能に

この様な課題に対処するために開発された仕組みとして、監視ツールが検知したアラートを元に、電話通知先リストに従って順番に電話通知行なう自動発報システムがあります。

通知先が指定時間を過ぎてもつながらない場合には、次の担当者にかけ直したり、繋がった場合には、音声ガイダンスにしたがい電話番号ボタン操作を要求することで、確実に通知先の対応意思を確認することが出来ます。
今迄のメール配信に加え、電話連絡することで、障害の通知を確実に行うことが出来るようになります。

しかし、発生した内容で電話連絡する先を変更する事は、発生時間や曜日での制御、同一アラートで何度も同じ内容の電話を通知してしまう。と言った課題があり、自動電話を導入するのに二の足を踏む企業も多いのが現状です。

SHERPA SUITE導入の自動電話通知ソリューション

このような課題を解決するのが、SHERPA SUITEに含まれる自動電話通知ソリューションです。指定メールフォームでしか実行できなかった電話通知を、各種監視ツールからの異なるメールフォマットを吸収し、SHERPA-IRが指定メールフォームにしてくれます。また、大量の同一アラートを集約し電話をすることが出来るので、重複した電話通知が無くなります(これで、電話代も抑える事が出来ます)。さらに、障害内容に合わせて連絡先リストを自動選択し、通知先が電話に出なかった場合、指定時間、指定回数迄電話を掛け、繋がった場合には、アラート内容に合わせたテキストを音声で読み上げます。

受信及び対応状況を、インシデント管理ツール:SHERPA―SMの障害チケットに登録し、その後の障害対応履歴と併せて管理することで、より迅速で確実な障害対応が可能になります。

SHERPA SUITE電話通知ソリューションには、次のような特徴があります。

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SHERPA SUITE
監修 SHERPA SUITE運営事務局 オープンソース(OSS)を活用した運用管理ソリューションであるSHERPA SUITE(シェルパスイート)の運営事務局です。SHERPA SUITEは、SHERPA-IR(イベント制御)・SHERPA-SM(インシデント管理)・SHERPA-JB(ジョブ)ソリューション群の総称となり、システム運用におけるコスト削減及びサービス品質を向上します。SHERPA SUITEについてはこちら。
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