システム運用・保守と管理の違いや業務内容、課題点と解決策を解説(2/2)

運用管理

システム運用・保守と管理の違いや業務内容、課題点と解決策を解説
制御
大量のアラートが鳴った後、集約に工数がかかるだけではありません。
集約が遅れればどんな障害が起こったのか判断に手間取り、担当者に対応を振り分けるのが遅くなってしまいます。
ようやく担当者が決まっても手順書を探すのに時間がかかり、エスカレーション判断が遅くなってしまいます。
インシデント管理
チケット起票の段階でミス又は漏れが発生してしまうと、正確なインシデント管理ができません。作業共有がしづらくなるだけでなく、担当者へ通知するのに手間取ってしまい、結果的に迅速にインシデント管理ができなくなってしまいます。
ジョブ管理
システム障害が発生した際、対応にミスや遅れが出れば復旧に時間がかかるだけではありません。システム障害の対応遅れは、日常的に行わなければならない定期メンテナンス作業の遅れや漏れにも繋がります。
担当者によって作業品質が一定に保てなかったり、チケット連携がうまくいかなかったりすることもあり、安定的なシステム保守管理において大きなリスクとなってしまいます。

システム運用の現場における問題点

同一障害の重複アラートと通知
どうしても人を介するため、処理を急ぐ間に人的ミスが発生してしまいかねません。
また同一障害が発生した際、アラートが重複してしまうと判断が遅れてしまい、その後の復旧遅れ・被害の拡大も考えられます。
運用品質向上とスピードアップ
運用する担当者によってスキルに差が出てしまうと、全体的なシステム運用にはリスクとなります。安定的に運用するには、一定のスキルを持った担当者が集まって効率よく処理していくことがとても重要。安定した運用ができるからこそ、スピードを持った対応も可能となります。
運用コスト削減と運用改善
「人員を増やすとコストがかかる」「逆に人員を減らすとコストが減る代わりに、システム運用が安定しない」と相反してしまう悩みを抱えている現場も多いのではないでしょうか。近年のシステムはますます高度になり、複雑に絡み合っています。しかし、スキルを持った担当者を確保するのも、育成も時間とコストがかかる難しい現実があります。

SHERPA SUITE(シェルパスイート)で課題解決

現場によって程度は違いますが、抱えている問題はどこも似通っています。これらの悩みを解決できる手段があればいいと思いませんか?

現場が抱えているさまざまな悩みを自動化し、システム運用担当者の手を介することなくある一定の処理まで行います。
今まで担当者が手動で行っていた業務の一部を自動化することで正確で確実な処理を実行し、担当者がより優先順位の高い業務に集中できる環境を整えていきます。
結果的に、システム運用が安定し、安定した運用が継続的に行えることでコストの低減も図っていくことが可能です。
SHERPA SUITEのSHERPA-IRとSHERPA-SMは、どちらも現場のシステム運用を支えるシステムで課題解決の手段の一つとなります。

SHERPA-IRとは

インシデントの対応は時間勝負です。一般的な現場では手順書の見直しなど、操作に関する改善は行われていても、運用を含めて改善されていません。
インシデント発生から完了までは様々なステップがあり、担当者に頼った運用をしているのが実情ですが、作業が煩雑で多くなり時間がかなりかかってしまいます。ミスも誘発しやすい環境となり、リスクも増大してしまっているのが現実です。

1次的な運用対応プロセス業務をSHERPA-IRで自動化することで時間と労力を大幅に簡略化し、担当者が迅速で確実な復旧に取り組むことができます。
担当者が迅速に復旧作業できることで、結果的に安定したシステム運用にも繋がります。

他にも、問合せメールから情報を拾い、フィルタリングしてRPA(ロボットプロセスオートメーション)と連携するなどのカスタマイズも可能。オペレーションの自動化で、効率化・高品質化・コスト削減を実現します。

SHERPA-SMとは

SHERPA-SMには、大きく分けて2つの機能があります。

監視ツールからのアラート管理
監視ツールから障害通知をチケットとして自動登録、担当者の手間を大幅に削減します。
対応記録を残し、現状把握につなげることで長期的な業務改善ができ、生産性向上が実現します。
また、対応の進捗状況・対応件数を管理して記録を残せますので、障害復旧の工程を可視化できます。
利用者からの問合せ管理
システムの利用者からの「画面が表示されない」、「ボタン表示されない」といった問い合わせは、日頃のシステム監視だけでは把握できません。
不定期に、電話やメールで問い合わせが来るのが現実です。こうした問い合わせを一元管理することができます。対応履歴だけでなく、証跡を残せますので今後の対応品質の向上などに活用可能です。

SHERPA SUITE導入のメリット

SHERPA SUITEを導入することで、今まで現場が抱えていた煩雑でミスしやすい作業を効率化し、担当者がより優先順位の高い作業に集中することができます。
結果的にシステムの安定化につながり、お客様満足の向上・担当者の負担削減・今までかかっていた時間や人員確保などのコスト削減につなげることが可能です。

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SHERPA SUITE
監修 SHERPA SUITE運営事務局 オープンソース(OSS)を活用した運用管理ソリューションであるSHERPA SUITE(シェルパスイート)の運営事務局です。SHERPA SUITEは、SHERPA-IR(イベント制御)・SHERPA-SM(インシデント管理)・SHERPA-JB(ジョブ)ソリューション群の総称となり、システム運用におけるコスト削減及びサービス品質を向上します。SHERPA SUITEについてはこちら。
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